
PROJECT
SORA TOURISM
宇宙観光推進NPOのアートディレクション。「宇宙×旅行」をテーマに、宇宙と日常をつなぐライフスタイルを提案。

WHY
宇宙や星空の科学は
身近な存在だろうか。
古来から人類は、夜空に輝く星の美しさに心惹かれ、宇宙の神秘に思いを馳せてきました。満点の星空は、人々に希望や癒やしを与えるだけではなく、自らの過去や未来と語り合うきっかけや、地球という枠を超えた大きな視点を獲得する機会をも提供してくれます。宇宙や星空と向き合うことで、大人はより賢明に、子どもたちの発想はより大きなものとなり、ひいてはそれが快適で幸せに暮らせる人類の未来へとつながるはずです。民間宇宙飛行などの取り組みが加速し、誰もが宇宙空間に行ける時代が近づきつつあるいま、宇宙や星空をより身近に感じさせ、多くの人たちの興味や憧れの対象、旅の目的地にしていくためには、どのようなサイエンスコミュニケーションが求められるでしょうか。



HOW
宇宙を目指す旅や
生活をブランドに。

星空や宇宙空間、宇宙の多岐にわたる魅力を「宙(そら)」と捉え、「宙」×「旅」によって多くの人たちに幸せや癒やし、夢を提供することを目指す官民学連携の非営利団体が推進する「宙ツーリズム」のアートディレクションを担当しました。団体が推進する「宇宙を目指す旅」を魅力的なライフスタイルとして定着させていくことをブランディングのコンセプトに据え、ロゴマークのデザインでは、1977年に打ち上げられた宇宙探査機「ボイジャー」に搭載された、地球外知的生命体に向けたメッセージを収めた「ゴールデンレコード」をモチーフに、深遠なる宇宙や星に向かう旅をシンボライズしました。さらに、Webサイトにおいては、宙に関する観光情報やニュース、コラムとともに、天体観測のハウツーやマナーなどをイラストとともに紹介するなど、「宙」を身近に感じさせ、行動を喚起していくコンテンツの制作に注力しています。











WILL
宙を軸にしたコミュニティから、
さまざまなコラボレーションが
生まれる。
研究者や元宇宙飛行士、旅行会社、メディア関連企業、地方自治体など幅広いメンバーが参加する宙ツーリズムからは、天体観測やロケット打ち上げ見学などを目的にしたツアーをはじめ、さまざまなコラボレーション企画が生まれ、「宙」を軸にしたコミュニティが広がりつつあります。今後は、天文カレンダーや天体観測マップなど星空を身近に楽しむためのコンテンツをWebサイトに追加していくとともに、望遠鏡やダウンジャケットをはじめとする天体観測のためのプロダクト開発なども見据えながら、宇宙を目指す旅を魅力的なライフスタイルにしていくブランドとして、サイエンスコミュニケーションの促進や産業振興、地域活性化に努めていきたいと考えています。
INFORMATION
- What
- SORA TOURISM
- When
- 2018
- Where
- Japan
- Client
- Scope
- Branding / Logo / Illustration / Web and Front End / Concept Development
CREDIT
- Art Direction
- NOSIGNER (Eisuke Tachikawa)
- Graphic Design
- NOSIGNER (Eisuke Tachikawa, Tomoro Hanzawa)
- Web Design
- NOSIGNER (Tomoro Hanzawa)
- Development
- NOSIGNER (Naoki Hijikata)
- Illustration
- NOSIGNER (Shoko Fujii)