
PROJECT
1/d Once a day
日々の小さな習慣を大切にするライフスタイルブランド。シンプルで美しいデザインを通じて、暮らしの質を高める生活習慣を提案する。

WHY
家事に楽しみをつくり
「習慣化」するために。
食洗機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機など、家事にまつわる道具が進化しているのにもかかわらず、ここ20年ほどの間に、女性の1日における家事時間はわずか6分ほどしか短縮されていません(総務省統計局「
その背景には、衛生意識の高まりによって掃除や除菌にかける作業が増えていることなどが考えられますが、同時に毎日の掃除に苦手意識を感じ、ついついサボりがちになってしまうことで、結果的に汚れ落としなどにかかる時間が長くしまっている側面もあるはずです。毎日の家事に楽しみをつくり、「習慣化」を促すことで、掃除などの家事にかかる負担やストレスを少しでも減らすことはできないのでしょうか。
HOW
掃除のストレスを減らす
「予防家事」。

私たちは、通信販売事業を手がけるフェリシモのハウスキーピングブランド「Once a day」をプロデュースしました。「1日1回(Once a day)」というブランド名の通り、家事を毎日の習慣にすることで、汚れをためない「予防家事」を提案することをコンセプトに、家事を続けることが楽しくなるようなプロダクトの商品企画、開発、パッケージデザインなどを行っています。
掃除場所ごとに開発した掃除用スプレーは、暮らしに馴染むデザインと、定期便だからこそ実現できるコンパクトなサイズによって、テーブルやキッチンなどに置いたままにでき、いつでもすぐに使うことができます。また、スプレーのボトルには、毎日の使用を記録できるスクラッチや目盛りをあしらうなど、効果を見える化することで家事のモチベーションを高めることを目指しています。さらに、子供やペットなどに安全で、環境にも優しい成分を用いることでいつでも気軽に使えるようにするなど、習慣化を促す仕掛けを随所に施しました。


















WILL
ロングセラーとなり、
家事の習慣化が広がる。
「Once a day」は、数々のオリジナル商品を展開しているフェリシモの中でもロングセラー商品となり、小規模ながら多くの人に愛用されるブランドになっています。商品の購入者アンケートでも、「Once a day」を使うことによって「家事を習慣化できそう」という答えが多く寄せられ、全体の7割以上が「今後も予防家事を続けたい」と回答しています。現在も「Once a day」からはさまざまな新商品がリリースされており、今後も「予防家事」を提案するハウスキーピングブランドとして、家事の習慣化をサポートしていきます。
INFORMATION
- What
- 1/d Once a day
- When
- 2018
- Where
- Japan
- Client
- Scope
- Branding / Branding Strategy / Logo / Packaging / Naming
CREDIT
- Art Direction
- Eisuke Tachikawa
- Graphic Design
- Eisuke Tachikawa, Toshiyuki Nakaie, Yoshiki Odake, Ryota Mizusako, Ayano Kosaka
- Photograph
FELISSIMO CORPORATION , Yuichi Hisatsugu