PROJECT
LIFECOIN STICKER
踏むとあの有名な効果音が鳴る、ソーシャルディスタンスを楽しむ床ステッカー。紹介動画がSNSで拡散され、店舗への導入を実現。
WHY
コロナは
生活にも
心理的負担を
もたらした。
2019年12月に最初の症例が確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、瞬く間に世界中に広がり、人類史上有数のパンデミックを引き起こしました。2020年11月現在、すでに全世界で140万人以上の命が失われ、完全収束までの見通しがいまだに立っていません。
さらなる感染拡大を避けるためには、せきやくしゃみなどの飛沫によるウイルスの拡散を防ぐことが不可欠とされ、各国政府はソーシャルディスタンシングやマスク着用の奨励・義務化を行っています。
こうした政策に対する反応は国ごとにグラデーションがありますが、コロナ禍によって私たちの生活様式は大きく変わりました。これらが社会的な制約となり、市民の生活を心理的負担をもたらしていました。

HOW
ソーシャルディスタンスを
楽しむ
音が鳴るステッカー。

NOSIGNERの太刀川英輔が発起人となり、パンデミックから命をまもるためのウェブサイト「PANDAID」を立ち上げました。同サイトで発表した「ソーシャルディスタンス」のポスターがSNS上で広く拡散されるなど、いまやPANDAIDは、デザインの力を活用した感染症対策サイトとして世界的に知られるものとなっています。
この活動の一環として、ソーシャルディスタンスに配慮しながら経済活動を再開していく事業者や行政が使える床貼りステッカー「LIFECOINステッカー」を開発しました。
コンピューターゲームに登場するコインの形を模したステッカーを踏むと、人感センサーによって某有名ゲームの効果音が鳴ります。さまざまなゲームにおいて、コインは「命を増やす」シンボルです。これをモチーフにすることで、自分や大切な人の「命を守る」ことを意識してもらうとともに、たとえ子どもたちでもソーシャルディスタンシングを楽しく実践できるデザインになっています。








WILL
新しい生活様式を
楽しく実践できる社会へ。
LIFECOINステッカーの使い方を紹介した動画はSNS上で広く共有され、クラウドファンディングサイトを通じて支援者を募ったことで活動の輪は広がり始めています。すでに複数の自治体と連携の話が進んでおり、今後は医療機関や行政施設への寄付も視野に入れています。
パンデミックの世界的な収束には数年がかかると言われ、日本にも感染拡大の波が断続的に押し寄せています。LIFECOINステッカーを病院や市役所の窓口、スーパーや飲食店のレジ、バス停や駅など混雑が予測される場所に広げ、楽しく安全に新しい生活様式を続けていける社会をつくっていくことが、私たちの目標です。

INFORMATION
- What
- LIFECOIN STCIKER
- When
- 2020
- Where
- Japan
- Client
- Scope
- See the following link:Installation/ Concept Development / Video /
CREDIT
- Art Direction
- NOSIGNER (Eisuke Tachikawa)
- Graphic Design
- NOSIGNER (Eisuke Tachikawa)
- Photo
- NOSIGNER (Ruel James Villamayor)