
PROJECT
OBI
日本の伝統技法「伸子張り」を応用し、針付き竹丸棒の張力のみで12mの巨大スクリーンを構成。日本人のデザインを世界に届ける取り組み。

WHY
日本のデザインを
世界にとどける巡回展。
日本のクリエイティブはクオリティ面で世界的に評価を受けているものの、実態として海外との仕事をしている日本人クリエイターは大変少ない現状があります。残念ながら、そこには言語の壁が大きく、調査では、日本人のうち英語が得意だと感じている人はわずか8.7%(

HOW
日本の伝統的な
技法「伸子」を使った
展示設計。

OBIは、日本のクリエイディブを発信するAODJの展覧会のためにデザインした、竹で作られたスクリーンです。反物を乾かすときに使われた伝統技法「伸子張り」を用いて、理想的な平滑面を生み出しています。両端に針がついた竹丸棒をしならせながら布に刺し、その張力のみで長さ12mの巨大スクリーンを構成しています。組立が容易なだけではなく、ノックダウンし再び他の会場で展開することが可能です。日本から発信するクリエイティブの展示空間を、我々のルーツとなる伝統から作り上げました。





WILL
日本の
ソーシャルデザインが
世界に広がる。
この展示の展開によって、日本・シンガポール・台湾にて展示が行われました。特に台湾では1000平米もの大規模なソーシャルデザインの展示として日本のデザインの様々な社会的取り組みが紹介され、日本のソーシャルデザイン運動が広がりました。
INFORMATION
- What
- OBI
- When
- 2012
- Where
- Japan / Singapore / Taiwan
- Client
- Scope
- Installation / Space / Exhibition
- Award
- DSA Award: Space Design Grand Award (2013)
- SDA Award: Grand Prize (2013)(2013)
CREDIT
- Art Direction
- Eisuke Tachikawa
- Space Design
- Eisuke Tachikawa
- Graphic Design
- NOSIGNER (Eisuke Tachikawa), ARTLESS (Shun Kawakami)
- Movie Direction
- PARTY (Masashi Kawamura)
- Photograph
- Matsuda Kyohei