PROJECT
進化思考
生物進化に学ぶ創造的思考法。70超の企業や大学に導入され、山本七平賞を受賞。中韓尼など多言語に翻訳され、世界に広がる。
HOW
生物の進化から、
創造性教育を体系化する。

人間の創造性は、自然界にとって超常的と言えるほど特殊な現象に思えます。38億年の生命の歴史の中に刻まれる数千万種の生物の中で、これほど創造性を発揮した生物を他に見つけることはできません。しかし、私たち人間も自然の一部であるという観点に立つと、人間が発揮する創造性も自然現象のひとつであるはずです。
一方で私たちは、自然物の造形に対して人間以上の創造性を感じることがあります。それはなぜなのでしょうか。
こうした観点から、人間の創造性は生物の進化に近い現象なのではないかと考えたNOSIGNER代表の太刀川英輔は、進化という現象から創造性を構造化する探求を続けてきました。そして、生物の進化の構造をデザインやイノベーションに応用するための創造的思考法「進化思考」を体系化するに至りました。
生物は、偶然によって起こる「変異」と環境などの条件による必然的な「選択」の2つのプロセスを、遺伝によって何世代も繰り返して進化します。
もし私たちの創造性がこれと同じ構造を持っているとすれば、社会の変革を実現してきた人類の発明やイノベーションの多くも、偶然と必然の思考の往復から生み出されていると考えられるはずです。偶然にも必然にも意志はなく、単純に往復すれば適応に近づいていくのです。
創造性は作り手の意思によらず自律的に起こる現象である。そうした考えのもと、常識にとらわれずにクレイジーな偶然を生み出す「変異的思考」と、状況から必然的な適応の方向を観察する「選択的思考」を何世代も往復するプロセスとして創造性を捉えるのが進化思考です。



かねてからデザインと言語の関係について研究してきた太刀川は、人間の創造性の源泉を「言語」だと考えてきました。そして生物の進化の鍵をにぎるのは、言語によく似た「DNA」の変異です。
DNAのコピーエラーと、言語の言い間違いや聞き間違いはよく似ています。この前提によって、進化と創造では類似した変異のパターンが発生する、というのが太刀川の仮説です。
実際に生物の進化と共通するパターンがさまざまな発明や文化の中にも見られます。進化思考では、この類似するパターンを創造のプロセスに応用し、アイデアを生み出すためのエラーの「型」を9つに分類しています。
「変量」「消失」「融合」「逆転」「分離」「交換」「擬態」「移動」「増殖」という9つの変異のパターンをツールボックスのように活用していくことで偶然のエラーを大量発生させ、多くのアイデアを短時間で効率的に生み出す。これが変異的思考です。
それでは、どうすればこれらのエラーの中から良いアイデアを選べるのでしょうか。自然界において、生物の環境への適応は観察できる現象です。長い歴史の中で自然科学者たちが培ってきた自然観察のアプローチに学べば、適応的な発想を選択できるかもしれません。
太刀川は様々な自然科学の観察手法を考察する中で、観察には「時間」と「空間」にまたがる4つの観点しかなく、それぞれが生物学的な観察の体系として確立されてきたことに気づきます。そして、内部の構成要素を把握する「解剖」、外部の環境を理解する「生態」、過去にさかのぼって進化の系譜を読み解く「系統」、FORECAST型、BACKCAST型の2つのアプローチから未来を考察する「予測」という4つの「適応」の手法を体系化し「時空観学習」と名付けました。時間と空間にまたがる4つの観点から状況を分析することで、社会の必然的な選択圧を理解し、これらに対応し得る強度のあるアイデアを選択できるようになります。




「進化思考」は、これらの「変異」と「選択」の思考を駆使し、2種類の思考を往復しながら、永い時間を生き残る創造的なコンセプトをつくり出すための思考法です。
(書籍『進化思考』の第一版では偶然の変異と自然選択で近づく適応を指して「変異と適応」の往復と表現していましたが、改訂版以降は学術的な正確性を高めるために「変異と選択」の往復という表現に改めています)


2021年4月には日本の辺境にある人口約2,000人の離島、島根県海士町に初めて設立された出版社「海士の風」による1冊目の本として、進化思考の書籍が発売されました。辺境からの出版にも関わらず、この本はAmazonのビジネス・経済書ランキングで1位のベストセラーを獲得。発売1週間で3刷3万部を記録し、その後も爆発的に広がりを見せています。
さらにこの書籍は、日本国内で数多くの賞を獲得することになります。顕著なものとして、日本を代表する人文科学分野の書籍に数年に一度与えられる名誉ある学術賞「山本七平賞」を受賞しました。選考委員は解剖学者の養老孟司氏、進化生物学者の長谷川眞理子氏という二人の生物学者、社会科学の分野で活躍する経済学者の伊藤元重氏、政治学者の中西輝政氏、法学者の八木秀次氏が務め、まさに文理を超えた学術的な評価をいただくことができました。
私たちはこの進化思考を通して、辺境からでも世界は変わりうることを証明するとともに、全く新しい創造性教育を世界に発信していきたいと考えています。
VOICE
進化にはさまざまな法則が認められている。著者はそれらを参考にして、いわゆるイノベーションの参考資料にしようとする。
各論については、本書を読んでいただくしかないが、進化における諸法則を応用して考えるという着想の新しさは、たんなるノウハウ本の域をはるかに超えている。
各項目に関して述べられる事例も生き生きとしていて、読み物としても面白い。この点は、著者が絶えず思考を止めないことを示している。地球上での三十五億年の生物進化の解答が現在のわれわれであって、その過程がわれわれを創りあげてきた。それならその過程を左右した法則が、今後の過程の進行の参考にならないはずがない。
著者の方法は基本的にはアナロジーであり、動物行動学者のコンラート・ローレンツはノーベル賞受賞講演のなかで、自分の方法はアナロジーだけだ、と述べた。いわゆる「独創性」を重視する学問研究の世界では、これをいう人は少ない。しかしイノベーションのように「独創性」が重視される局面では、アナロジーのもつ意味は重要で、本作品はその意味で貴重であり、山本七平賞に値するものといえよう。
有限会社 養老研究所 /
東京大学 名誉教授
養老孟司

進化思考のブックデザインは、著者である太刀川自身によるものです。
時代を超えて愛され続ける本のあり方を考え、悠久の時の中で積み重ねられていく地層にインスパイアされ、岩のような風合いや質感を持つ本をデザインすることにしました。ここには、チャールズ・ダーウィンの進化論に影響を与えたと言われるジェームズ・ハットンの地質学研究へのオマージュが込められています。
カバーには、鉱物のようなテクスチャを持つエンボスパターンの紙「岩はだ」を採用し、そこに大理石のパターンを印刷しました。同様のパターンを小口にも展開することで、500ページを超える同書に重厚でソリッドな岩のような佇まいを持たせています。また、装飾を極力排したミニマルなデザインで全体のトーンを統一することで、トレンドに左右されないタイムレスな魅力を表現しました。

本書のタイトルロゴは、「進化思考」の変異のパターン「増殖」「擬態」「反転」「変量」にもとづいて、「進」「化」「思」「考」の4つの漢字を変化させたものです。また、カバーを取り外すと現れる表紙では、同じ4つの漢字を用いて、適応における「解剖」「系統」「生態」「予測」の4つの時空観学習の考え方をヴィジュアライズしています。
ロゴの印刷においては、正面から見ると黒に見え、角度を変えると茶色に輝く村田金箔の「コーヒーブラウン」を箔押しすることで、大理石の中に鈍く輝く宝石が埋まっているようなイメージを演出しました。

本文の組版では、著者がブックデザイナーを兼ねるメリットを活かし、図版に合わせて文字を回り込ませる組版を実践するなど、テキストとヴィジュアルが一体となった読書体験を提供することを心がけました。大理石のパターンを用いたインデックスで検索性を高め、再読を促す仕掛けを施しています。


企業や大学での創造性ワークショップから始まった本であることを活かし、創造的な発想を促す50のワークを収録。ただ読むだけでなく創造的な発想の実践に挑戦できる教科書にもなっています。500ページを超える大著でありながら、読みやすさと使いやすさを兼ね備えた本書は、「創造性」と「生物進化」の百科事典として、何度も読み返すことができる一冊となっています。




WHY
「創造性」とは才能ある
人だけのものなのか。
私たち人類はあらゆる欲求を叶えるために、「創造性」によってさまざまな道具を生み出し、社会を発展させてきました。それほど重要な力であるにもかかわらず、これまで「創造性」は先天的な能力として語られることが多く、天賦の才がなければ優れた創造性は発揮できないと考えられがちでした。果たして、創造性とは学習できないものなのでしょうか。
レイモンドキャッテル「結晶性知能と流動性知能のグラフ」

2030アジェンダ169のSDGsターゲットの達成状況 (2015年時点)

自分のことを「創造的」だと思う日本生徒の割合

美術の授業で絵が下手だった、などの簡単なつまづきで自らの創造性を諦めてしまう人たちが後を絶ちません。その残念な結果として、日本では自分自身を「クリエイティブ」だと感じる学生は8%しかいない、という調査結果もあります。
しかし、創造性について本当に私たちは深く理解しているのでしょうか。そう考えると創造性という現象の構造や訓練方法について、私たちはほとんど知らないことに気づきます。創造性の構造を把握できれば、私たちはこれを後天的に学ぶことができるかもしれません。
近年の学校教育では、「アクティブラーニング」や「探求学習」など、学習者の能動性を尊重し、教科の枠にとらわれない創造性や探究心を育む教育に目が向けられるようになりました。また、ビジネスの現場においても、創造的な発想を促す思考法が注目を集めるようになっています。
創造的なプロジェクトを生み出せる人を増やすことは、持続可能な社会の構築や様々な社会課題の根本的な解決にもつながるはずです。そのためにも、創造性そのものを理解し、体系的に学ぶことができる理論や教育の確立が求められています。


WILL
創造性教育を
アップデートし持続不可能な
世界を超える。
進化思考は、パナソニックや富士通、積水ハウス、慶應義塾大学などの日本の大企業や教育機関で取り入れられるようになり、世界最強のイノベーションの手法という評価を専門家の皆様からいただいています。さらに同志社大学において国語の入試問題に選ばれるなど、大きな広がりを見せています。そして、この創造的思考を実践し、持続可能性のための新たなプロジェクトなど社会に変革を生み出す人たちが数多く現れ始めています。
また日本屈指のAIの専門家が進化思考のメカニズムを取り入れた人工知能の開発に乗り出し、国内最大規模の生息環境展示を行う動物園で進化思考を用いたワークショップが行われるなど、進化思考は徐々にその輪を広げています。
しかしながら、真に創造的な教育を自然の摂理に学ぶプロジェクトは、まだ始まったばかりです。
私たち人類は、テクノロジーの恩恵を受けながら現在も成長を続けていますが、その代償として地質や気候は大幅に変動し、生態系の崩壊が進んでいます。人類の活動が地球に重大な影響を与える「人新世」に突入したと言われています。不可逆的かつ急激な環境変化の危険性がある限界点「惑星の限界=プラネタリーバウンダリー」をすでに超え、文明はあと数十年しかもたないとも言われる中、私たちに残された時間的猶予はありません。


人類は、自らの創造性を近視眼的に発揮することによって文明崩壊の危機を招いてしまいましたが、私たちが地球上で生き残っていくために用いることができる唯一の武器もまた私たちの創造性にほかならないはずです。いまこそ私たちは創造性の本質を深く理解し、さまざまな課題の解決のために最大限活用することで、持続可能な共生社会を実現することが求められています。
19世紀に活躍した幼児教育の祖、フリードリヒ・フレーベルは、自然科学に着想を得た創造的な教育思想によって後のバウハウスなどに多大な影響を与え、創造性教育の基盤をつくりました。私たちが目指しているのは、バウハウス以降100年来変わることができなかった創造性教育を進化させることです。
私たちはそれぞれの人がそれぞれの場所で創造性を最大限に発揮し、人類の大きな宿題であるさまざまな社会課題がクリエイティブに解決される状況を生み出すために、進化思考によって時代の創造性教育をアップデートしたいと考えています。




予約販売開始まもなくAmazonビジネス・経済書ランキングで1位となり、瞬く間に発売前重版が決定した『進化思考』。誰しもの中に眠る創造性を呼び起こす新しい思考法とは。
Book information 書籍情報 /
Book Name 書籍名:Evolutional Creativity 進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」
Publisher 出版社:Amanokaze 海士の風
Price 値段:¥3,300 (Tax Included 税込)
Publisher Date 発売日:2021/4/21
関連ウェブサイト /
「進化思考」の進化の軌跡
2021年4月に初版が発行された「進化思考」は、多くの出会いやご縁、読者や関係者の皆様からの応援やご意見によって成長を続けています。さまざまな反響を巻き起こしてきた進化思考の“進化”の軌跡をまとめました。
2025/11 バングラデシュ・9th Leadership Summit 2025で基調講演

バングラデシュで開催された「Leadership Summit 2025」にて、太刀川英輔がキーノートスピーカーとして登壇しました。本サミットは「Resilient Leadership – Thriving Amid Uncertainty(不確実性の時代を生き抜くレジリエントなリーダーシップ)」をテーマに、変動の大きい社会で求められる持続可能で倫理的なリーダーシップを探る国際会議として実施されました。太刀川は「進化思考」にもとづく観点から、社会課題や環境変動に向き合うリーダーシップのあり方について講演しました。
2025/11 台風ヨランダ12周年記念行事にてオンライン登壇

フィリピン国内に過去最大級の被害をもたらした台風「ヨランダ」の発生から12年を迎えるにあたり、イースタン・ビサヤス州立大学で開催された記念行事に太刀川英輔が登壇しました。約400名の参加者に向けて、「進化思考」に関するオンライン講演を行い、災害に向き合うための創造的な視点を共有しました。
2025/11 ミネルバ大学の大学院生に向けて特別講義を実施

キャンパスを持たず、世界7都市を移動しながら学ぶ独自の教育モデルで知られ、「世界で最もイノベーティブな大学」に選出されてきたミネルバ大学で「意思決定科学」を専攻する大学院生約20名に向けて、太刀川英輔が「進化思考」の特別講義を行いました。現役の政治家や企業のリーダーなど、多様なバックグラウンドを持つ学生たちが、太刀川が代表を務めるNOSIGNERの横浜スタジオを訪れ、活発な質疑が続いたことで3時間に及ぶ講義となりました。
2025/10 UNESCO Creative Cities Network (UCCN)主催のカンファレンス「 Cities of Design Subnetwork Meeting」に登壇

文化と創造性を都市の持続可能な発展に生かすことを目的としたUNESCO Creative Cities Network(UCCN)がバンドン工科大学で開催した「Cities of Design Subnetwork Meeting」に太刀川英輔が登壇しました。「Creative City 2.0」をテーマにしたパネルディスカッションに参加し、「進化思考」にもとづく創造性の捉え方や、気候変動に適応する都市のあり方について議論を交わしました。
2025/9 フィリピン・International Design Conference (IDC) 2025で基調講演

フィリピン政府のデザイン振興機関・Design Center of the Philippinesが主催するInternational Design Conference (IDC) 2025で太刀川英輔が講演を行いました。「Holding the Whole」をテーマに、コンサルタント、デザイナー、研究者、企業経営者など多彩なスピーカーが登壇したカンファレンスにキーノートスピーカーとして招聘され、「進化思考」をベースにした創造性教育や気候変動に適応する都市のあり方について基調講演を行いました。
2025/7 バンドン工科大学の最高学術栄誉賞(Ganesha Widya Jasa Adiutama)を受賞

インドネシアのバンドン工科大学(ITB)より、知識と教育への卓越した貢献に贈られる最高位の学術賞「GANESA WIDYA JASA ADIUTAMA賞」を授与されました。本賞は、各学部が推薦した候補者の中から厳正な審査を経て、わずか2名のみに与えられる栄誉ある賞で、アートデザイン学部(FSRD)の推薦により選出されました。
2024/11 『進化思考』 インドネシア版の出版

書籍『進化思考』のインドネシア版が、インドネシアを代表するバンドン工科大学(ITB)の監修のもと、インドネシアの出版社「SiMPUL」より刊行されました。また、書籍の刊行を記念し、ITBのデザインセンターで展示と記念講演が行われ、グラフィックデザイナーのヘルマワン・タンジル氏が運営するジャカルタのアートスペース「
2024/4 『進化思考』書籍刊行3周年

提唱者の太刀川英輔が長年の探求の末に体系化した「進化思考」は、書籍の初版発行以降、多くの方々からの応援やご支援、ご批判・ご指摘などさまざまな声をいただき、現在もまだ進化の途上にあります。
また、100名以上の熱意ある読者の方々によって形成された読者コミュニティが活発に活動を継続しており、進化思考の実践者の皆さんの仕事や暮らしに役立てられています。
2024/3 スタンフォードビジネススクールの学生に向けて経済産業省で講演

スタンフォード大学経営大学院の学生と先生方およそ30名に対し、太刀川が日本のデザイン及び進化思考についての講演を経済産業省にて行いました。本講演は同校の日本での研修旅行の一環で、日本の高度経済成長とデザインの関係性やスタートアップの実情について学ぶためのプログラムでした。
2023/12 『進化思考[増補改訂版]』の出版
![With biological supervision provided by evolutionary biologist Masaki Kawata (Professor by Special Appointment to the President at Tohoku University), *Evolutional Creativity [Expanded and Revised Edition]*—the result of over a year of discussions with various experts—has been published. Taking into account the criticism and feedback received regarding the first edition, this revised edition has been expanded with new content from the perspective of creativity. It has grown by 50 pages to 560 pages, evolving into a book that is even more readable and substantial.](https://cdn.nosigner.com/2026/04/1734599638-jF4gAOTkHsD2E5zeqdZly7fK.webp)
進化学者である河田雅圭氏(東北大学総長特命教授)に生物学監修をご協力いただき、1年以上をかけてさまざまな方たちと議論を重ねてきた
2023/10 世界デザイン会議の国際学会で論文発表

日本では34年ぶりの開催となった世界デザイン機構(WDO)による
2023/9 台湾デザインミュージアムで展覧会を開催

書籍『進化思考』台湾版の出版と同時期に、台湾デザイン研究院が管理する台湾デザインミュージアムにてNOSIGNERによる展覧会
2023/9 進化思考 台湾版の出版

韓国語版に続き、書籍『進化思考』の改定作業中の原稿を翻訳した
2023/6 進化思考 韓国版の出版

書籍『進化思考』の改定作業中の原稿を翻訳した
2023/5 UNESCO-MGIEP主催会議への登壇
「UNESCO-MGIEP (国連教育科学文化機関 平和と持続可能な開発のためのマハトマ・ガンジー教育研究所)」が主催し、世界中の著名な学者や研究者、教師、政策立案者、民間企業の代表者らが集結した会議「混在する現実における繁栄のための教育」に太刀川が招待され、「Design thinking and creativity in education」セッションにて「進化思考」のプレゼンテーションを行いました。この会議は、Sustainable Flourishing Goalsを前提とした初めての国際会議でもありました。
2023/3, 2023/8 インドネシア・バンドン工科大学にて講演

インドネシアの最高学府であるバンドン工科大学(ITB)で太刀川が進化思考の講演を行いました。この内容が好評だったため、進化思考のインドネシア語版が出版されることに決定しました。3月に行われた
2023/3 「高等教育の未来を考える」会の座長を担当

教育分野で先進的な実践を行うメンバーたちが大学教育の未来について考えるベネッセ教育総合研究所主宰の「高等教育の未来を考える」会にて、太刀川英輔が座長を務めました。4回にわたる委員たちとの座談会を経て、希望ある未来を描く大学教育ビジョンをまとめた提言書を作成。新しい教育の指針として「
2022/11 Pen クリエイター・アワードで「山口周賞」を受賞

月刊誌『Pen』が、その年最も活躍したアーティストやクリエイティブディレクター、ミュージシャンなどクリエイターを称えるために創設した「
2022/11 NHK番組で解剖学者・養老孟司氏と対談

異なる分野で活動する2人が仕事の現場を訪ね合い、話し手・聞き手を「スイッチ」しながら対談を行うNHKの人気番組『スイッチインタビュー』に解剖学者の養老孟司さんとともに出演しました。番組後編では、学生時代から60年近く「生き物の形」について探求を続けてきた養老さんをNOSIGNERの仕事場にお招きし、「進化思考」の考え方をご紹介しながら、さまざまなアプローチで形を追求してきたデザイナーとしての活動をお話しさせていただきました。
2022/6 <進化思考の歩み>改訂版プロジェクトが始動
創造的思考法としての完成度をさらに高め、科学的知見を正確に取り入れた改訂版出版プロジェクトが開始されました。改訂にあたっては東北大学の進化・生態学者である河田雅圭総長特命教授に監修者として入っていただき、「進化思考」の書籍の進化に伴走いただきました。河田先生が進化学について解説した新書が最近出版されましたので、合わせてご覧ください。
著者にとっても、改めて進化学を河田先生という素晴らしい専門家から深く学び直す、かけがえのない機会となりました。
2022/5 ノーベル賞受賞者・吉野彰博士と対談

旭化成創立100周年を記念したイベントで、リチウムイオン電池の発明者であるノーベル化学賞受賞者の吉野彰博士(旭化成名誉フェロー)と対談をさせていただきました。太刀川による「進化思考」の講演並びに吉野博士との対談の映像は、約4万人の旭化成グループ従業員に向けて配信されました。吉野博士との対談という太刀川のかねてからの念願が実現すると同時に、“一人ひとりの「好奇心」と「知識」こそが、想像力を豊かにし、次の100年をつくっていく”というメッセージを旭化成の皆さんに発信する機会となりました。
2022/3 NHK Eテレ『魔改造の夜技術者養成学校』に出演

NHK Eテレの人気番組『魔改造の夜 技術者養成学校』に、太刀川英輔が「デザイン(創造)の講師」として出演しました。「ミキサーの魔改造」をテーマに、「中のジュースを遠くに飛ばすミキサー」をつくるためのアイデア出しのワークショップを行い、発想を生み出すヒントとして「進化思考」における9つの「変異」のパターンを紹介しました。
2022/2 「ITエンジニア本大賞2022」で特別賞を受賞
ITエンジニアがおすすめの本を選ぶイベント
2022- 学校の入試問題に採用

『進化思考』における記述の一部が、同志社大学の国語の入試問題や、長野県の高校の入試問題の題材になるなど、学校の試験の題材として採用され続けています。
2021/11 山本七平賞 受賞

アイデアに富む着想と親しみやすい表現による人文社会科学部門の著作に贈られる学術賞
「進化思考」は、革新者を育て、イノベーションを起こすための手法として注目されてきましたが、解剖学者の養老孟司氏、進化生物学者の長谷川眞理子氏、経済学者の伊藤元重氏、政治学者の中西輝政氏、法学者の八木秀次氏が選考委員を務める日本を代表する学術賞の受賞によって、進化の視点から創造性を紐解く新しい思考法として、学術的な観点からも評価を得ることができました。
2021/4 書籍『進化思考』出版

進化思考の概念や方法論をビジネス領域をはじめ多くの人たちに伝え、事業開発・デザイン・アートなどあらゆる分野の発想に応用していただくことを目的に書籍を出版しました。
生物の進化や人類の創造に関する大量の写真や図録、読みながら実践できる50の「進化ワーク」などを織り交ぜ、進化思考の考え方や実践方法を余すことなく詰め込んだ本書はベストセラーに。進化思考の手法は大企業や教育機関に広がり、大学や高校などの入試問題にも採用されました。
<進化思考の歩み>出版前史 編
「進化思考」は、2021年の書籍出版以前より太刀川が長年温めてきたものです。以下に、『進化思考』出版に至るまでの歩みについてもまとめました。
2021 NHKのTV番組『ザ・ディレクソン』に協力
NHKのTV番組
2020/8 「進化の学校」が開講
進化思考を学んだ山田崇さんら有志メンバーの自発的な動きによって、オンライン講座が開設。社会のさまざまなセクターに創造性の種を植え付けていくための講座「進化の学校」がスタートしました。この学校は、進化思考の講義やワークショップを通して、事業創造のための新しいアイデアを磨き上げる研修プログラムです。
「進化の学校」には、企業の経営者やイノベーション創出を目指す社員、創造的な実践を目指す学校の先生や公務員など多くの仲間が集まり、現在までに約1,000人の卒業生が生まれています。
企業や団体から個人まで広く提供され、商品開発や人材育成などに活用されています。卒業生の皆さんの中には、毎週集まりながら進化思考を通した創造性教育の探求を続けてくれている仲間が多くいます。
2019 書籍『進化思考』執筆開始
「コクリ!キャンプ」で出会った阿部さんや原田さんらが島根県海士町に出版社「海士の風」を立ち上げることになり、「進化思考」を一冊目の本にしたいとお声がけいただいたことから、3年間にわたる執筆がスタートしました。
2018/9 『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』に「進化思考」の論文が掲載
「進化思考」の概要をまとめた約10,000字の論文が
2016/9/16-10/31 展覧会『ノザイナー かたちと理由』を開催
言語を持たない自然物の造形に、人間以上の創造性を感じることに関心を抱くようになった太刀川は、生物の進化と人間の創造性の共通点を探り始めます。そして、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催された展覧会『ノザイナー かたちと理由』では、進化と創造を対比させ、かたちの奥にある理由や、デザインを発想する方法に迫る展示を行いました。
2012 講義「デザインの文法」を開始
社会人となり、デザイナーとしての活動を本格化させた太刀川は、修士論文の内容を発展させた講義「デザインの文法」を武蔵野美術大学で始めます。その後、社会人向けにも行われるようになった「デザインの文法」は評判を呼び、東京大学i.schoolで教えられるようになったり、さまざまな企業のイノベーションに活用されるようになりました。
2006 修士論文「デザインの言語的認知」を執筆
「進化思考」の原点は、太刀川が慶応義塾大学隈研吾研究室で建築を学んでいた大学院生の時にまとめた修士論文「デザインの言語的認知」にあります。以前から関心を持っていたアイデアや発想が生まれるプロセスをテーマに据え、着想のトリガーが言語にあるという仮定のもと、言語学の観点からアイデアが生まれるプロセスに迫った論文でした。
INFORMATION
- What
- Evolutional Creativity
- When
- 2016-
- Where
- Japan
- Scope
- Branding / Branding Strategy / Logo / Edition / Business card / Motion logo / Promotional items / Infographics / Photograph / Book cover and inner page design / Exhibition / Poster / Concept Development
- Award
- The 30th Shichihei Yamamoto Prize2021
- ITB GANESHA WIDYA JASA ADIUTAMA2024
- SDGs
CREDIT
- Inventor
- Eisuke Tachikawa
- Thanks
Amanokaze (kazetotuchito Inc. ),Eiji Press Inc. , NOSIGNER staffs,Ginza Graphic Gallery , Yuichi Hisatsugu, Kunihiko Sato






